こんにちは。
上瀬谷町内会長の阿久津と北町の山口です。
瀬谷北部連合のホームページのお知らせコーナーをお借りして、瀬谷北部にまつわる名所や歴史のある所を散歩しながら紹介していこうと思います。
第2回は、なんと!いきなり瀬谷を飛び出して、関内~シルクセンターを散歩してきました。
阿久津さん、なんで関内から散歩するの?
「その昔、瀬谷は養蚕が盛んだったんだ。生糸は横浜港から世界へたくさん輸出されていったんだよ。だから今回は瀬谷から横浜港への運搬ルートを調べてみようか。」
瀬谷区域で養蚕がいつ始まったかははっきりしないが、幕末には瀬谷村で養蚕が行われていたようです。
明治〜昭和初期にかけて瀬谷区域に製糸工場が建ち並び、製糸業が盛んに。中でも、「本郷館製糸場」は周辺の製糸場で最も長く稼働。大正時代に川口製糸株式会社と名前を改めた後、1960年頃まで製造を続けていました。
生産された生糸は、現在の国道16号を通り、開港当時に作られた横浜道(浅間町~平沼橋~野毛~吉田橋)を使い、吉田橋におかれた関門番所を通過し、横浜港に届けられていました。
今回の散歩は関内にある吉田橋からスタート。馬車道を通り、シルクセンターまでのぶらり散歩です。
12月でしたが、意外と暖かい日で気持ちよく歩けます。
阿久津さん歩くの早い…
外国人居留地とその外部を隔てる吉田橋の関門番所の内側にあたる一帯は現在でも「関内」と呼ばれていますが、開港当初、外側は「関外」とも呼ばれていたことには驚きました。
まずひとつ目の立ち寄りは、国指定重要文化財にもなっている旧横浜正金銀行本店の建物に入っている、神奈川県立歴史博物館を見てきました。
神奈川県の歴史がわかりやすく、古代~現代までたくさんの展示物を見れます。生糸や絹についてはあまり詳しく説明はなかったので、今回はささっと見ただけでした。
でも博物館は新たな発見があり楽しいですね。おすすめです。
そのまま馬車道を海に向かって進むと、横浜市認定歴史建造物に指定されている、旧横浜生糸検査所、現在は横浜第2合同庁舎があります。
祝日のため中には入れませんでしたが、特に展示などはないようなので、入口前で記念撮影。
さらに海に向かって歩き、萬国橋まで。
橋の上からみなとみらい地区をパシャリ。ランドマークタワーをはじめ、みなとみらいを代表するような建物がずらっと。
神奈川県警本部の前を通り、横浜税関資料展示室を見学。
1940~50年頃は、横浜港からの輸出品で生糸が堂々の1位だった資料が展示されていました。
県庁の交差点からシルクセンターへ。
シルクセンター内に、シルク博物館があります。
これが…タイミングが悪く、特別展開催中のため、常設展で紹介している横浜の絹の歴史についての展示がなく………。
いつか常設展を見てやる!と思いながら今回の散歩は記念撮影して終了しました。
阿久津さんも少しお疲れの様子。さて、ご飯食べて帰りましょう♪
〈後記〉
瀬谷北部地区の歴史にも重要な、瀬谷の養蚕業の歴史から輸出までのルート、さらに養蚕業を支えた瀬谷銀行(現在の横浜銀行)の歴史まで、今回は本当にたくさん調べました。散歩の後も阿久津さんと図書館で調べたりもしたので、資料や情報がたくさんあるので、ここで紹介するためにまとめるのが大変でした。
でもとても勉強になりました。
ちなみに、今回も阿久津さんは散歩中ずっと「あごマスク」でした(笑)
次回も「阿久っさん」とどこかを散歩してきます。
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